yumemitainakokoroのブログ

重複障害者の夫であり父親の話

長男の拘り

長男は一見健常者にしか見えませんが重度の知的障害です成長と共に性格は穏やかになりましたが拘りは無論変わりません、現在の拘りは自動ドアです、見るだけなら良く有るかもしれませんが、、、

①ドアの動きを観察

②モーターの音から出る音全て

③ガラスの揺れを観察

④電源を切り自分で動かす

⑤普通のドアを自分で自動ドア

⑥見た自動ドアの動画を撮影する

⑦人に動画を見せる

⑧某自動ドア企業から頂いたシールを貼る

⑨貼り方に納得しないと辞めない

⑩学校でもやる

など自動ドア関係だけでもこれだけ

やります自閉症で有る彼の拘りとは周りや親は当然に拘りを受け入れて付き合うしか無いんだと16年間彼を育て思いました。

拘りを辞めろ!は彼に計り知れないストレスであり彼が辞めない事に私が怒りを感じていたらお互いにストレスの溜め合いになり何も良い事が無いからです。

初めて彼と関わる人が居れば私は先ず彼の障害や拘りを説明します見た目が健常者そのものなので初めて見る方は障害という言葉すら出て来ないからです私は障害者で有る彼を恥ずかしいと思った事が無いので誰にでも笑顔で説明します、彼の事を知って欲しいのと知的障害者を知って理解して欲しいからです。

聞いた方が説明されてどう思うかは未知ですが

隠す事は自分を追い込む事になるのだと

経験して思いました会社でしたが告白してからはとても楽になり思いました親も様々な経験を得て成長するのです。

さて自動ドアに戻りますが高校2年なので

支援学校に通っています、学校側も拘りを理解しているので自動ドアの電源を切り彼が手動で

ドアを動かす事を許してくれています。

教室の手動ドアにも某企業から頂いた

自動ドアシールを貼らせて頂き決められた

時間に約束してやらせて頂いています。

やりたくて言う事を聞かない事もしばしばありますがやらないと前に進めないので学校の理解と協力にはとても感謝しています。

某企業とは彼がどうしても自動ドアシールが

欲しくなりコンビニのドアシールを剥がしそうになり悩んだ私は企業に直接電話し事情を説明した所差し上げますと返答を頂きしかも翌日に本社から支店に連絡が行き支店長が自ら私の自宅まで届けてくれたのです、その対応に私は驚愕しましたが大手企業が話を誠実に聞き入れて即断対応する様は素晴らしい企業だと思いました、彼も大変に喜び支店にも挨拶に行き大好きな自動ドア会社と繋がりが出来ました、親が拘りを受け入れて対応していると、こんな事が有ったりするんだと勉強させて貰っています。

さあ今日も明日も自動ドアだな!